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 飛騨高山で唯一の気象予報士 【気象庁 登録番号:第11117号】 が、毎日の天気予報を、地元密着で分かりやすく解説いたします。

2025年02月04日(火)/雪時々止む

おはようございます。
皆さまは、「冴返る(さえかえる)」という言葉をご存じでしょうか。
「冴返る」とは、春になっていったん緩んだ寒気がぶり返すことで、立春以降に詠まれる春の季語でもあります。
つまり、春先に暖かい日が数日続いて気を許したところへ、再び真冬並みの寒さが戻ってくることを表現したものです。
小林一茶も「三日月は 反(そ)るぞ 寒さは 冴えかへる」というように、この冷え込みのことを詠っております。
冬から春への移り変わりは一足飛びにはいかず、ゆっくりと進行していきます。冬の余韻を楽しみながら、のんびりと本格的な春の到来を待ちたいものですね。

2025年02月04日(火)/雪時々止む

2025年02月04日(火)、高山市の天気。

西の風のち南東の風、風はおおむね弱く、
今日は、一日を通しておおむね雪で、時々止む予想です。
降水確率は、一日を通して60%~70%の予想です。
最高気温は0℃で昨日より9℃も低い予想で、最低気温は-2℃で昨日より2℃低い予想となっております。

今日の日本付近は、夜にかけて低気圧が急速に発達しながら日本海を北上し、強い冬型の気圧配置となる見込みです。
そのため、北日本や東日本から西日本の日本海側では雪が降り、大雪となる所があるでしょう。また、東日本から西日本の太平洋側は雲が広がりやすく、山地では雪が降り、平地でも雪や雨の降る所がありそうです。南西諸島は曇りや雨となるでしょう。
最高気温は、北海道で平年より高くなる他は平年並みか平年より低くなり、大幅に低くなる所もある予想です。

飛騨地方は、寒気や気圧の谷の影響により、一日を通しておおむね雪が降り、夕方頃に時々止むでしょう。
明日も、一日を通しておおむね雪となる予想です。

この時期は、「冴返る」の言葉に象徴されるように、暖かくなったと思ったら突然、真冬のような寒さが訪れることがあります。
一日ごとの気温差の激しいこの時期、急な寒さで風邪などひかないよう、体調管理にはお気を付けください。
それでは皆さん、今日も良い一日を。

(データ参考:気象庁)

2025年02月04日(火)/雪時々止む
(中山町より西の空 2025/02/04 AM8:00)

2025年02月04日(火)/雪時々止む
(中山町より東の空 2025/02/04 AM8:00)

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