Profile Image
 飛騨高山で唯一の気象予報士 【気象庁 登録番号:第11117号】 が、毎日の天気予報を、地元密着で分かりやすく解説いたします。

2024年06月23日(日)/雨

おはようございます。
いよいよ梅雨の季節となりましたが、そもそも、どうして梅雨は発生するのでしょうか。
「梅雨」とは、晩春から夏にかけて雨や曇りの日が多く現れる気象現象で、また、その期間をさします。春夏秋冬に加えて、もう一つの季節ともされている梅雨ですが、その発生には、ヒマラヤ山脈による偏西風の蛇行が関係しています。
「偏西風」とは、上空数千mの高さで、寒い地方と暑い地方の境目を、西から東に向かって地球をぐるっと取り巻くように吹く、大きな大気の流れです。この偏西風は、冬にはヒマラヤ山脈の南側を流れていますが、夏に向かって寒さと暑さの境界が北に移るにつれて、偏西風のルートも北上し、ヒマラヤ山脈にぶつかって南北に分かれます。
蛇行した偏西風は日本付近で合流しますが、偏西風の蛇行により日本の北方には “オホーツク海高気圧” が作られます。また、この頃、日本の南方には夏に向かって勢力が強くなる “太平洋高気圧” が発生しています。
このオホーツク海高気圧からの冷たい風と、太平洋高気圧からの暖かく湿った風とがぶつかり合うことで、梅雨前線が形成されるのです。
そして、夏に近づき、太平洋高気圧の勢力が増すと梅雨前線も北上していき、やがて消滅し、梅雨明けとなるのです。

2024年06月23日(日)/雨

2024年06月23日(日)、高山市の天気。

南の風、風はおおむね弱く、
今日は、一日を通して雨となる予想です。
降水確率は、一日を通して80%~100%の予想です。
最高気温は25℃で昨日より2℃低い予想で、最低気温は16℃で昨日より2℃高い予想となっております。

今日の日本付近は、梅雨前線が西日本から東日本へ延びる見込みです。
そのため、九州から東北は広い範囲で雨が降り、所により雷を伴って非常に激しく降るでしょう。また、北海道は雲が広がり、所によりにわか雨があるでしょう。一方、南西諸島は晴れそうです。
最高気温は四国を除き、昨日より低くなる所が多い予想です。

飛騨地方は、前線や湿った空気の影響により、一日を通して雨となるでしょう。
明日は、朝のうちは曇りで、昼前からは晴れとなる予想です。

今日は一日を通して湿度が90%以上となる予想です。
湿気が多いため、おせんべいなどを置きっぱなしにしておきますと、すぐにしけってしまいそうです。
湿度が高くなりますので、食料品などを悪くしないよう、お気を付けください。
それでは皆さん、今日も良い一日を。

(データ参考:気象庁)

2024年06月23日(日)/雨
(中山町より西の空 2024/06/23 AM8:00)

2024年06月23日(日)/雨
(中山町より東の空 2024/06/23 AM8:00)

コメントする

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

PAGE TOP

削除
2024年06月23日(日)/雨
    コメント(0)