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 飛騨高山で唯一の気象予報士 【気象庁 登録番号:第11117号】 が、毎日の天気予報を、地元密着で分かりやすく解説いたします。

2024年03月13日(水)/雪のち曇り、その後、晴れ

おはようございます。
春は植物が新芽を伸ばし始め、農業では露地栽培の苗の植え付け時季ですが、新芽を伸ばす時季は、植物の寒さに対する防御力が一番弱くなっています。特に、遅霜は植物にとって大きな脅威で、晴れている日の朝に起こりやすくなります。
冬前の霜は「早霜(はやじも)」と呼ばれますが、春から夏にかけての霜は「遅霜(おそじも)」と呼ばれます。
霜は、最低気温が4℃以下になると発生しやすくなると言われています。4℃以下で霜が発生する理由は、気温を観測しているのが地表1.5mの高さで、冷気がたまる地表面の温度は気温より低く、0℃以下になるからです。

2024年03月13日(水)/雪のち曇り、その後、晴れ

2024年03月13日(水)、高山市の天気。

北の風のち東の風、昼前から昼過ぎにかけて北風がやや強く、
今日は、朝のうちは雪ですが、昼前からは曇りとなり、夜のはじめ頃からは晴れとなる予想です。
降水確率は、日中のうちは30~40%、夕方からは10~20%の予想です。
最高気温は5℃で昨日より3℃高い予想で、最低気温は1℃で昨日より1℃高い予想となっております。

今日の日本付近は、日本の東で低気圧が急速に発達し、西高東低の冬型の気圧配置となり、全国的に北または西寄りの風が強く吹く見込みです。
そのため、北日本や北陸では雲が広がりやすく、所々で雪や雨が降るでしょう。また、北陸では雷を伴う所もありそうです。一方、東日本の太平洋側や西日本は晴れる所が多いものの、昼頃までは関東甲信の山沿いで所によりにわか雪、関東の沿岸部や西日本では所によりにわか雨があるでしょう。
最高気温は、全国的に平年並みか平年より低くなる予想です。

飛騨地方は、寒気や湿った空気の影響により雲が広がりやすく、朝のうちは雪で、昼前からは曇りとなりますが、その後は高気圧に覆われるため、夜のはじめ頃からは晴れとなるでしょう。
明日は、一日を通しておおむね晴れの予想です。

飛騨高山のような山に囲まれた盆地では、風の通り道がなく、冷たい空気がたまりやすいため、霜が発生しやすくなります。
農作物が新芽を出し始めるこれからの季節は、遅霜の被害を受けないような対策が必要となります。
それでは皆さん、今日も良い一日を。

(データ参考:気象庁)

2024年03月13日(水)/雪のち曇り、その後、晴れ
(中山町より西の空 2024/03/13 AM8:00)

2024年03月13日(水)/雪のち曇り、その後、晴れ
(中山町より東の空 2024/03/13 AM8:00)

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2024年03月13日(水)/雪のち曇り、その後、晴れ
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