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 飛騨高山で唯一の気象予報士 【気象庁 登録番号:第11117号】 が、毎日の天気予報を、地元密着で分かりやすく解説いたします。

2024年02月15日(木)/曇りのち雨

おはようございます。
この時期、立春から春分の間に初めて吹く強い南よりの風を、「春一番(はるいちばん)」と呼びます。
これは、低気圧が発達しながら日本海を北上すると、低気圧に向かって南から暖かな風が強く吹き込む風のことで、春一番が吹くと季節外れの暖かな陽気となります。
春一番は、春の訪れを感じさせてくれる響きではありますが、急速に発達する低気圧を知らせる、防災上非常に重要な表現としても捉えられます。
風が強いため、海上は大シケで海難事故が発生し、空のダイヤも乱れ、警戒を要する風でもあるわけです。

2024年02月15日(木)/曇りのち雨

2024年02月15日(木)、高山市の天気。

南東の風のち南の風、夕方から夜のはじめにかけて南風がやや強く、
今日は、日中のうちは曇りで、夕方からは雨となる予想です。
降水確率は、日中のうちは30~40%、夕方からは60~90%の予想です。
最高気温は12℃で昨日より1℃低い予想で、最低気温は-1℃で昨日より3℃高い予想となっております。

今日の日本付近は、日本海の低気圧が北日本に進み、低気圧からのびる前線が本州を南下する見込みです。
そのため、九州から東海・甲信、北陸から東北では広い範囲で雨が降り、雷雨となる所もあるでしょう。また、北海道は雲が多く、雪の降る所があるでしょう。その他の地域も雲が広がりやすく、所によりにわか雨がありそうです。
最高気温は、青森や北海道では昨日より低く、その他の地域は昨日と同じくらいとなる予想です。

飛騨地方は、湿った空気や前線の影響により、日中のうちは曇りで、夕方からは雨となるでしょう。
明日は、朝のうちは曇りですが、昼前からは晴れとなる予想です。

「春一番」が吹くと季節外れの暖かさとなりますが、低気圧の通過後は冬型の気圧配置となり、冷たい北風に変わり、「寒の戻り」となります。
また、この時期に発生する低気圧は急速に発達することが多いため荒れた天気になりやすく、天候の変化も激しくなりますので、暖かくなった直後の気温の急降下にはお気を付けください。
それでは皆さん、今日も良い一日を。

(データ参考:気象庁)

2024年02月15日(木)/曇りのち雨
(中山町より西の空 2024/02/15 AM8:00)

2024年02月15日(木)/曇りのち雨
(中山町より東の空 2024/02/15 AM8:00)

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